お笑い芸人のゆりやんレトリィバァ(31)が、2023年に配信されるNetflixドラマ「極悪女王」で主演を務めることが発表され、話題になっている。1980年代の女子プロレスで“最恐ヒール”として旋風を巻き起こしたプロレスラー・ダンプ松本の知られざる物語を描く作品だ。ゆりやんは主人公のダンプ松本を演じるため、筋力トレーニング、プロレス特訓などで肉体改造に挑み、28kg増量したという。
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昨年4月、最大で110kgあったという体重を45kgまで減量し、その劇的な変化が注目を集めていたゆりやん。そこからの増量ということもあって、SNS上では「急激な体重の増減は身体に相当負担がかかるはず」など心配の声もあるが、本作のオーディションには自ら志願したという。
ゆりやんといえば、吉本興業の2019年の闇営業問題のインタビューで、神妙な空気から一転させ変顔で笑いを取りにいったり、星条旗模様の際どい水着姿でアメリカのオーディション番組に出演したりと、女芸人の中でも“攻めている”印象がある。今回のダイエット後の大幅増量に関しても、ストイックな女優でも前例のない試みだ。既に芸人としては売れているにもかかわらず、全く守りに入っていないのはなぜか。
「お笑い界では昨今、容姿いじりなどがNGとなり、女性芸人にとってもデリケートな時代になりました。本作の役作りに対しても、ネット上で『せっかく痩せたのに…可哀想』との声も見られるのですが、あえて挑んでいる印象も受けますね。行動力もあって、アメリカのオーディション番組に出演した経緯について、『パソコンで調べたら、ちょうどエントリーが始まっていて、その場で応募した』と、先日バラエティー番組で明かしていました」(テレビ情報誌の編集者)
能動的でチャレンジ精神を持ち合わせているゆりやん。加えて、反骨心がうかがえるエピソードもあり、それも守りに入らない姿勢につながっているのかもしれない。
2021年の「R-1グランプリ」では、拳銃ネタを披露して優勝したが、ネタ作りのきっかけについて、「報道陣の質問に憤りを覚えた」からだと語っている。いわく、ダイエットに成功した際、取材陣から「お笑いの武器を捨てたと言われませんか?」という質問もあり、これに怒ったゆりやんは、取材陣にオモチャの拳銃を突きつけるようになり、それがネタへと昇華したというのだ(「マルコポロリ!」カンテレ、3月6日放送)。「『こいつは痩せるしかニュースがない』と言われて、『黙っとけ!』」と思っていたそうで、怒りの感情も優勝への原動力になったようだ。