緑が全くないという意味で同じなのが、オーストラリアの南オーストラリア州にある『クーバーペディ・オパール・フィールズ・ゴルフクラブ』だ。しかし、ここには氷雪は全くなく、広がっているのは一面の砂漠だ。

 幸いなことにオールバンカーというわけではなく、ティーグラウンドは人工芝で、グリーンは土に油を塗装することで固められているとのこと。もはやそれを“グリーン”と呼ぶべきなのかは分からないが、しっかりとボールが転がるように造られているようだ。

 さらに驚きなのが、1976年に開場したこのコースが先日まで全英オープンが開催されていたセントアンドリュースと相互プレー権を持つ、世界で唯一のゴルフ場であるということである。

 最後に「世界で最も危険なゴルフコース」を紹介しよう。それは、朝鮮半島軍事境界線沿いの共同警備区域、板門店にある国連軍の軍事基地『キャンプ・ボニファス』の1ホール(192ヤード・パー3)のみのミニゴルフコースだ。

 かつてスポーツ・イラストレイテッド誌に「世界で最も危険なゴルフコース」と紹介されたこのコースの看板には「危険!ラフには地雷が埋まっているのでボールを取り出さないように」と注意書きがされている、まさに命懸けのコース。ボールがグリーンにない場合は、大人しく暫定球を打つのがおすすめだ。

 過去にはMLBのレジェンドであるランディ・ジョンソンやLPGAツアーのポーラー・クリーマーも訪れたことがあるようで、クリーマーはその様子を自身のインスタグラムで公開している。

 この他にも様々にユニークなゴルフ場は世界に点在している。普段とは違うチャレンジングなゴルフを味わいたい方は調べてみるのもいいのではないだろうか。

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