
「変わったゴルフコース」と聞いて、ゴルファーはどんなコースを連想するだろうか?
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例えば、帝王ジャック・ニクラウスに「もう一度だけしかプレーができないのならペブルビーチを選ぶだろう」と言わしめた『ペブルビーチ ゴルフリンクス』。名物の7番ホールは周りのほとんどが海に囲まれた美しいホールだ。
周りが池、ということであれば、PGAツアーのザ・プレーヤーズ選手権の舞台となる『TPCソーグラス』の17番ホールを連想する人もいるだろう。名匠ピート・ダイによって造られたアイランドグリーンは毎年数々のドラマを生み出している。
他にも「世界にある変わったゴルフコース」は存在する。いくつか紹介していこう。
まず、アイランドグリーン繋がりで米国のアイダホ州にある『コー・ダリーン・リゾート・ゴルフコース』をピックアップする。このコースの14番ホールは文字通りのアイランドグリーンで、ティーショット後はボートを使ってグリーンへと向かう。驚きなのは水中ケーブルによって日毎に距離が変わることで、グリーン手前と奥にはバンカーも配置されている。絶景であると同時に距離感も求められるパー3となっており、毎年数千のボールが水に沈んでいくようだ。
夢のようなリゾートゴルフとは正反対なような、過酷な環境でのゴルフ場も紹介しよう。
まずは、グリーンランドのウーマナックにある『ウーマナック・ゴルフコース』。北極海と北大西洋の間に位置する世界最大の島であるグリーンランドだが、そこで行うゴルフはもちろん氷雪のコースだ。
日本では雪が降ればゴルフ場はクローズになることが多いため、氷雪の上でのプレーは経験がないが、距離が落ちることは間違いなし。そもそもボールが止まるのかどうか不安であるし、どの程度着込んでプレーすればいいのかも想像がつかない。
しかし、このような過酷な状況でもプレーする人は多く、『ウーマナック・ゴルフコース』は、1999年から「ワールド・アイス・ゴルフ・チャンピオンシップ」の開催コースとして使用された。もちろん、氷雪の上では白いボールは厳禁で、カラーボールを使ってプレーをする。