フィールド上で実際に戦っている選手たちは、どう感じているのだろうか。

 チームキャプテンのワイドレシーバー(WR)亀山暉、司令塔のクォーターバック(QB)ギャレット・サフロン、得点源のWR阿部拓朗の3選手は、手応え、尊敬、自信など、それぞれ異なった思いを抱いている。

「チーム全体が一枚岩のイメージ。勢いに加え実力ある選手がどんどん増えている。チームの基礎が固まってきて厄介なチームになってきました。AREAの時と異なりSUPERに上がった今は、サンズもうちだけを意識してはいないはずです。同じく我々も目先の一戦にしっかりフォーカスしないといけない。その先にサンズ戦があると思っています」(亀山)

「いつもハイエナジーで挑んでくるので競った試合展開になります。今まで同様、シーズンに入り然るべきタイミングで徹底的に分析して、最適なゲームプランを作り上げたいと思います。今年もエキサイトした試合展開が予想されるので僕はとても楽しみ。今年の試合でも彼らに勝利します」(ギャレット)

「試合は点取り合戦を想定しています。互いにオフェンス力のあるチームなので、取られたら取り返すの繰り返しになるはず。シーズン最後のサンズとの対戦までに、うちも数段階成長しないと痛い目にあうと思います。サンズはチームを盛り上げようと努力しています。そこに勝つことで、今後、うちの勢いも増すはず」(阿部)

 両チームはフィールド外でもライバル関係となっている。

 サンズは昨シーズン最終戦を「博多の森を真っ赤に染めよう!1万人プロジェクト」と銘打ち、クラウドファンディング(以下クラファン)を実施。約700万円の寄付を集め、観客動員は1万人には届かなかったが3,262人を記録した。

 対するチャレンジャーズは今年6月12日に「第7回尼崎ボウル」(ベイコム陸上競技場)を開催。初の試みとなったクラファンで約155万円、地元企業からの協賛等を含めれば約400万円を超える寄付金が集まった。また当日は2,500人超の観客動員を果たしてみせた。

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