動画内でイメージが悪い人々は、プライベートで少しでも普通のことや良い行いをするとイメージが上がる可能性があります。逆に、動画内でのイメージが良い人、好感度が高い人は、プライベートの言動で少し油断しただけで幻滅されてしまいます。もともとの性格がとても良い人(ほとんど素で登場している人)以外は、プライベートでの負担を考えると、動画内ではある程度ダメな人を演じている方が楽なのではないかと考えます。
冒頭のryuchellさんも、理想のパパ像や夫像を求められるままに演じてしまった結果、本来の自分自身との差が埋められなくなった可能性はあると思います。YouTuberでも、あまりにも聖人君主のようなキャラクターを演じると、プライベートでも気を使い続けることになります。視聴者が自分に求めるキャラクターのハードルを上げすぎないことは大切です。自分自身のアイデンティティーとあまりにもかけ離れたキャラクターを演じ続けると、精神的に辛くなります。視聴者の求めるキャラクターを演じることは重要ですが、そのキャラクターが本来の自分に対して無理のない範囲であるかどうかについては、視聴者からは見えない部分ですが、チャンネルの運営上、とても大切だと考えます。