今週のBillboard JAPAN Top Classical Albums第1位は、海上自衛隊東京音楽隊3等海曹 三宅由佳莉によるセカンド・アルバム『希望 Songs for Tomorrow』。今週で6週連続のチャートインとなった。ファーストアルバム『祈り 未来への歌声』も12位に同時チャートインし、今回で61回目を数えた。4月14日のTBSラジオ「大沢悠里のゆうゆうワイド」では三宅由佳莉がゲストに登場。トークだけでなくスタジオでの生演奏も披露。5月のコンサートを控え、まだまだ引き続きチャートを賑わせてくれそうだ。
2位には名匠・清水靖晃率いるサキソフォネッツによる、ゴルトベルク変奏曲の全曲録音盤が初登場でチャートイン。2010年、5本のサキソフォンと4本のコントラバスという斬新な編成で紡がれた、清水靖晃によるバッハ「ゴルトベルク変奏曲」初演は大きな反響を聴衆に与え、ついに満を持してのリリースとなった。4月より第一三共「トランシーノホワイトC」(麻生久美子出演)CMとタイアップ。4月16日にはミュージックバードのラジオ番組にゲスト出演し、オーディオ評論家、鈴木裕氏とともにアルバムの制作、録音について対談を行った。5月24日には東京オペラシティでの公演が予定されている。
3位には現在来日中のチョン・キョンファによる、シベリウス、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲盤が2週連続でチャートイン。フランス国立視聴覚研究所提供による良好なマスターを使用した、集中力と緊迫感の伝わる貴重な音源だ。フォーレ、グリーグ、ベートーヴェンをひっさげて行われているキョンファのヴァイオリン・リサイタルは東京・名古屋・大阪と全国3か所で行われる。
text:yokano