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「NBAジャパンゲームズ2022」が9月30日と10月2日にさいたまスーパーアリーナで開催され、日本人で初めてNBAドラフト1巡目指名を受けたワシントン・ウィザーズの八村塁が凱旋を果たした。

【写真】引退後も存在感抜群のレジェンドといえば

 今回のジャパンゲームズは、プレシーズンマッチ2試合だけではなく、10月1日に「NBAジャパンゲームズ・サタデーナイト2022」も開催。スラムダンクコンテスト、3ポイントコンテストなどNBAオールスターウィークエンドを彷彿とさせるイベントも行われた。

 特にプレシーズンゲームは、リーグ屈指の強豪で大人気チームのゴールデンステイト・ウォリアーズと八村擁するウィザーズという、日本のNBAファンにとっては最高のマッチアップ。ステフィン・カリーやドレイモンド・グリーン、ブラッドリー・ビール、八村などスター選手のプレーを生で観られるとあって大きな注目を集めた。

 一番人気はもちろん八村だった。昨年の東京五輪は無観客開催となったため、日本のファンの前でNBAプレーヤーとしてプレーするのはこれが初めて。プレシーズンゲームだと主力選手のプレー時間は制限されるが、今回の八村は2試合とも25分以上プレーしており、日本人ファンも満喫したのではないだろうか。

 NBAではこの八村の他、渡邊雄太も奮闘中だ。NBA5年目を迎えた渡邊は、ケビン・デュラント、カイリー・アービング、ベン・シモンズというビッグ3擁するブルックリン・ネッツと契約し、プレシーズンでは限られたプレータイムの中で存在感をアピール。4試合全てで途中出場し、平均15分間のプレーで5.8得点、3.0リバウンドのアベレージを残した。

 渡邊のディフェンスと献身的なプレーはチーム内外でも評価が高く、18日に開幕ロスター入りが確定。ロスターどころか、プレシーズンの使われ方を見るとローテーション入りする可能性もあり、我々にとっても楽しみなシーズンとなりそうだ。

 こうなると、八村と渡邊に続く日本人NBAプレーヤーの誕生を期待したくなるもの。そして、その第一候補となるのが富永啓生だろう。

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