「技術、体力はもちろんメンタル面も重要。チームの最終目標は勝つことで、そのために何ができるかが求められる。最後まで戦う不屈な精神力、そして自己犠牲を厭わない姿勢。時代が変わっても最後は人間性がものを言う。技術面での実力差が少しだけなら人間力が高い方を選ぶべき」（エージェント会社関係者）

　順当に行けば難しい大会になる。しかし日本代表のストロングポイントを最大限に生かし、再び世界を驚かせてほしい。チームを同じ方向へ向けることができる選手の存在は重要だ。そこで最適な人物として名前が挙がるのは、前回のロシア大会で代表引退を表明した長谷部誠だ。

「長谷部は呼んで欲しい。代表からの引退を決意したが、仮に試合に出なくともチーム同行するだけでも大きな戦力になるはず。現在もドイツでプレーしており海外組からは尊敬の念を抱かれている。本人の気持ち次第だが、チームを強固にするために必要な存在」（サッカー関連のスポーツライター）

「世代交代はやっていかないといけないが、年代間の融合を図りつつ、新しい日本代表を築き上げていきたい」（2018年7月26日、森保監督就任会見）

　就任会見で監督自ら語っていたことを周囲も求めている。年代間の融合を果たすには、チームを精神的にまとめる人材は必ず必要だ。W杯のメンバーは明日発表されるが、誰が“精神的な支柱”となるのか。サプライズ招集などがあるかも含め、注目したい部分だ。

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