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■苦労してバイトをしたからわかった、「働いて稼ぐ」の限界

 そして、だんだん新聞配達のコツをつかんだ僕は、12歳の頃には自転車で毎朝125軒も配れるようになっていました。1年目の約3倍です。結構すごくない?

 そして、高校生になると約16万円で中古車を買いました。それを使ったおかげで、ピークのときは、配達先を445軒まで増やせました。

 収入を増やすためには、設備投資も大切ですね。

 車を「商売道具」として買ったのは、当時の僕にとって大正解でした。

 だけど、それからが大変でした。

 さすがに400軒分以上の新聞を、僕の家の玄関で受け取るわけにもいきません。

 なので、僕が3時半に起きて、営業所に取りに行かないといけなくなりました。

 その400部以上の新聞をリビングで広げて、準備して、近くの家は自転車で、遠い家は車で回り(手を窓から出して)新聞を玄関先に投げ込みまくりました。

 すべてを終えて、6時40分。学校に着く頃には、僕はもうヘトヘト。

 廊下でシリアルを食べて、30分だけ仮眠をしてから、7時20分から授業に出ます。

 午後の授業中はちょっとだけ寝ちゃって、放課後はスポーツや演劇、合唱団などをやって、夜は友達と遊ぶ。そして、9時ぐらいに就寝。

 そして、翌日も同じことを繰り返す。

 振り返ると、「若さってすごいな~」と思います。

 今の僕は、この説明を文章で書いただけで、ヘロヘロです。

 当時の経験は、アクティブインカムで稼ぐことの限界を知る機会にもなったと思います。

 たしかに、配達先が増えるほど収入が増えるけれど、無限に増やせるわけではありません。僕の身体は一つしかないからね。

「じゃあ、どうすればいいの」って、思うよね。

 そのあたりのことを『パックン式 お金の育て方』でしっかり、細か~く説明しました。

 将来の自分が困ったときに備えるなら、知っておいた方が良いお金の知識は、この一冊で身につくはずですよ!

 多分、この本の値段の1650円以上の価値はあるはずだから! もしかしたら、人によっては、プラス100円くらいの価値かもしれないけれど!笑

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