誰もが憧れる「不労所得」。でも、なんで不労所得があるといいの? 実際になにをすれば、不労所得はゲットできるの? そんな疑問に、「生活保護」の状態から、奨学金や借金でハーバード大学に進学したパトリック・ハーラン(パックン)が分かりやすく回答します。いまさら聞けない「お金の基本」までしっかりカバーした、パックン初のお金の本『パックン式 お金の育て方』から一部を抜粋・再編して大公開します。
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■自分の身体を使って働くのが、やっぱり基本中の基本だけど…
アクティブインカムは収入の基本です。
アクティブインカムというのは、みなさんが日々行っている労働やアルバイトから得ている収入のことを指します。
たとえば、不足がある仕事に転職したり、エリアに転勤したりする。スキルアップし、貢献度を上げて給料交渉する。不足を満たせる副業を始める。商品やサービスを開発し、起業する。
みなさんも本を読んだら、アクティブインカムを増やすための、さまざまな方法をぜひ試してみましょう。
でも、アクティブインカムだけに人生を預けるのは、ちょっと危ない。
というのも、アクティブインカムには、「自分が働かなければならない」という大きな弱点があるからです。
裏を返せば、「働かないと収入がなくなる」ということです。
ビジネスパーソンなら会社に行って仕事をしなければいけません。毎日カフェでサボっていたらクビになります。もしカフェでサボりながら、仕事のパフォーマンスを出せる人なら……、それは許しましょう。
僕も、毎日のようにテレビ局などに行って、芸人やコメンテーターとしてお金を稼いでいます。でもこれらは、結局のところ、肉体労働です。
もちろん、とても楽しい仕事だし、ずっと続けたい!
けれども、僕が病気で入院したり、介護などのプライベートな問題が起きたりすると、収入ダウンは避けられません。
絶対に考えたくないけれど、僕の人気がゼロになって、収入が途絶える可能性もなくはない……かも? 引き続き応援をお願いします!