30日、31日は宇宙ステーションが北海道付近の上空を通過するため、観察には期待したいところです。気になる天気ですが、低気圧などの影響で同じ場所で二日間とも観測するのは難しそうですが、日を選ぶとチャンスがありそうです。
この記事の写真をすべて見る宇宙ステーションは地上から約400km上空を飛行しています。その大きさは大人用のサッカー場とほぼ同じくらいです。これほどの大きさの物体が太陽の光を反射しているため、明るさが残っている空でも、輝きながら空をわたっていく様子が眺められます。
宇宙ステーションの見え方
30日の見え方
午後6時前に南西の空に現れ、その後、高さと明るさを増しながら左へ動き、午後6時1分頃に、南の空を明るく輝きながら見上げるほどの高さを通過します。
31日の見え方
午後6時40分過ぎに西の空低い所に現れ、45分頃に北西の空の中ほどを明るく輝きながら左から右へ移動します。
なおその後、宇宙ステーションは地球の影に入るため、すうっと夜空に溶け込むように見えなくなる様子も眺められそうです。
気になる天気は
さて気になる天気ですが、日によって観察できる地域が異なりそうです。
30日は低気圧が北海道の南海上を通過します。
低気圧が東に進み、札幌や室蘭はちょうどこの時間晴れそうです。
31日は冬型の気圧配置となります。
このため帯広や釧路、網走など東部で観察が出来そうです。
残念ながら、稚内や旭川など北部では、ちょうどこの時間は二日間とも曇り空となってしまいそうです。
しかし風向きの変化などで急に天気が変わることもあるのがこの時期です。
時間が近くなったら、あきらめないで空の様子を確認してみましょう。
寒さが厳しいころです。観測する際はしっかりとした防寒対策を心がけて、暖かくして観察に挑戦してみましょう。