北海道では、きのう(22日)からきょう(23日)にかけて広い範囲で大雪となり、札幌では午後4時の積雪が91センチに達しました。12月に90センチ以上の積雪となるのは、1966年以来50年ぶりです。

昼ごろの札幌中央区の住宅街
昼ごろの札幌中央区の住宅街

道内大荒れ 記録的な大雪

北海道では発達中の低気圧の影響で、雪や風が強まり、大荒れの天気となっています。きのうの降り始め(午前9時)からきょう午後4時までに降った雪の量は、道内で最も多い上川地方の音威子府(おといねっぷ)で64センチ、札幌でも56センチの大雪となっています。
札幌市内の住宅街では、車1台がなんとか通れるくらい道幅は狭くなっており、除雪に追われる人の姿も多く見られます。

道南では大雨の記録更新!

函館など道南では雨が降っています。きのう一日で降った雨の量は、渡島地方の福島町千軒で156.5ミリを観測し、道内の12月の日降水量の記録(2007年12月29日胆振地方の登別市カルルスで観測された146.0ミリ)を更新しました。

土日は次第に天気回復へ

きょうの夜遅くにかけて、見通しがきかない猛ふぶきや大雪による交通障害、大雨による土砂災害などに警戒が必要です。
クリスマスイブのあすは、札幌周辺やオホーツク海側で雪が残りますが、降り方は弱まり、大雪になることはなさそうです。強い風も次第におさまる見込みです。
日曜日のクリスマスは高気圧に緩やかに覆われるため、日差しの出る所が多くなるでしょう。
サンタクロースもこの大雪に驚くかもしれませんが、クリスマスイブには無事、子どもたちのもとへプレゼントを届けられそうです。サンタさんが家に入りやすくなるように、家の周りを除雪しておくと良いかもしれませんね。

土日は除雪が大変
土日は除雪が大変