杉山奈津子(すぎやま・なつこ) 1982年、静岡県生まれ。東京大学薬学部卒業後、うつ病によりしばらく実家で休養。厚生労働省管轄医療財団勤務を経て、現在、講演・執筆など医療の啓発活動に努める。1児の母。著書に『偏差値29から東大に合格した私の超独学勉強法』『偏差値29でも東大に合格できた! 「捨てる」記憶術』など多数。最新刊は『東大ママの「子どもを伸ばす言葉」事典』。静岡市で少人数制塾「杉山塾」(http://fancynancy.jp/sugiyamajuku/)を運営中。ツイッターのアカウントは@suginat
杉山奈津子(すぎやま・なつこ) 1982年、静岡県生まれ。東京大学薬学部卒業後、うつ病によりしばらく実家で休養。厚生労働省管轄医療財団勤務を経て、現在、講演・執筆など医療の啓発活動に努める。1児の母。著書に『偏差値29から東大に合格した私の超独学勉強法』『偏差値29でも東大に合格できた! 「捨てる」記憶術』など多数。最新刊は『東大ママの「子どもを伸ばす言葉」事典』。静岡市で少人数制塾「杉山塾」(http://fancynancy.jp/sugiyamajuku/)を運営中。ツイッターのアカウントは@suginat

 もし子どもが天体観測に興味を持っていて、将来は宇宙飛行士になりたいという夢を持っていたら、宇宙について勉強する学部がある大学をネットで調べてみるのです。そして、「ここの大学に行けば、宇宙飛行士になれる可能性が高くなるよ」という声かけをしてみましょう。さらに、「この大学に行くためには勉強しなくちゃね」というように、話を持っていくのです。

 うちの息子も、ご多分に漏れず「YouTuberになりたい」という夢を持ち始めています。そこで、「YouTuberはたくさんいるけれど、よっぽど頭がよくないと成功できないんだよ」と伝えると、「わかった! 勉強を頑張る」と張り切っていました。

■興味と勉強を結びつける

 かくいう私も、子どものころ、「本を書きたい」という欲求がありました。そして、親から「本を書くためには出版社がある東京に行ったほうがいい」(実際はそんなこともありませんが)と言われたために、「東京の大学に行けるくらいに勉強しなくては」という気持ちになったのです。

 親は、勉強することによって、子どもにどんなメリットがあるのかということを、きちんと提示すべきなのです。勉強する目的は、将来の夢が、結びつきやすいかもしれません。自分に興味があることと、勉強が結びついた時に、子どもは自分から頑張ろうと動くことができるのです。 

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