低気圧の通過で、北海道は道央を中心に雪が降っています。札幌も雪が降り、冬景色へと変わりつつあります。札幌市の南区小金湯では今日(5日)に入ってからすでに10センチ以上の雪が降っています。今朝は冷え込みが強まり、道内では今シーズン初めて-10℃以下の冷え込みとなりました。このあとは全道的に天気が崩れ、十勝地方など局地的に大雪となる恐れがあります。寒さも続くでしょう。

11月5日10時頃の札幌中心部の様子
11月5日10時頃の札幌中心部の様子
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今シーズン初 -10℃以下の冷え込みに

今朝(5日)は、道東方面の内陸を中心に冷え込みが強まりました。午前9時までの最低気温は、北見地方の置戸町境野で-12.2℃と道内では今シーズン初めて氷点下10度以下の冷え込みとなりました。この他、北見で-12.0℃、陸別で-11.0℃など道内では6地点で氷点下10℃以下となりました。
日中も気温はほとんど上がらず、最高気温は道南方面など一部をのぞき2度前後と寒いでしょう。
今日、明日ともに最高気温は12月上旬から中旬並みと、冬の寒さが続きます。日中も雪はほとんど解けないため、積雪や凍結路面に注意してください。

週末は局地的に大雪の恐れ

前線を伴う低気圧が北海道の南岸を通過するため、今日(5日)は全道的に天気が崩れます。道南など気温の高い所など一部で雨が降る他は広く雪が降ります。特に、十勝地方の山沿いなど明日午前6時までの24時間で局地的に50センチの大雪となる恐れがあります。おととい(3日文化の日)も十勝地方では雪が降りましたが、その時よりも雪の量が多くなりそうです。
明日(6日)は、上空に強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置となります。十勝地方など太平洋側の天気は回復しますが、日本海側は北部を中心に雪が降るでしょう。ふぶく恐れもあり、交通関係は注意が必要です。
札幌もこの週末は、両日とも雪が降りやすく、みるみる冬景色となるでしょう。雪だるまが作れるほどの積雪状態となりそうです。つい先日までのハロウィーン気分も、あっという間にクリスマス気分になりそうです。ざくざくの雪で足元がかなり悪くなる恐れがあり、車の運転も注意が必要です。

週明けは冬の嵐 大荒れの恐れも

火曜日(8日)から水曜日(9日)頃にかけて発達する低気圧が北海道付近を通過し、道内は大荒れの天気となる恐れがあります。
8日は低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、気温が高く、降るものは雨となります。道南から天気が崩れ、次第に全道的に雨になるでしょう。低気圧が日本海を北上し、9日には強い冬型の気圧配置に変わり、上空には強い寒気が入ります。急速に寒くなり、日本海側は北部を中心に風雪が強まり、局地的に猛吹雪となる恐れがあります。
海はしける海域が多く、水曜日(9日)~木曜日(10日)にかけては大しけとなる海域もあるでしょう。
シーズン初めの冬の嵐となるため、早めの備えが必要です。着雪などによる万が一の停電に備えて、水や食料の確保だけでなく、暖をとるためのポータブルストーブや灯油、カセットコンロを用意しておくとよいでしょう。車にも毛布やスコップ、スノーヘルパーを積んでおくことをおすすめします。

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