12日、総務省消防庁は7月4日~7月10日までの1週間、4659人が熱中症で救急搬送されたと発表しました。週毎にみて、今シーズン最多数となり、昨年の同時期に比べ3.5倍多くなりました。
この記事の写真をすべて見る12日、総務省消防庁は7月4日~7月10日までの1週間、熱中症で救急搬送された方の人数を発表しました。全国で熱中症で搬送された方の速報値は4659人となり、週毎にみて今シーズン最多数となりました。昨年の同時期は1335人で、今年は昨年に比べて3.5倍近く多くなりました。
7月に入ると同時に、太平洋高気圧が一時的に強まり、まるで梅雨明けを思わせるかのような猛烈な暑さが続きました。猛暑日地点数は、5日は43地点、7日は今季最多の51地点となりました。また、同じく7日は、山梨県の勝沼で38.8度まで上がるなど、体温を上回る暑さの所も続出しました。
梅雨前線は東北まで北上していたため、その南側の蒸し暑い空気が流れ込んで、気温が高い上に、湿度が高かったことが、熱中症搬送者数の増加につながったとみられます。
12日は猛暑日地点は宮崎県の赤江(宮崎空港)の1か所のみでしたが、各地で湿気が多く、蒸し暑くなりました。今週は、梅雨前線の影響で、くもりや雨の日が多く、日差しが少ない分、猛烈な暑さはしばらく落ち着くでしょう。ただ、14日(木)は関東から西でかなり蒸し暑くなりますので、引き続き熱中症にご注意ください。