4月14日に発生した「平成28年地震」から約1か月が経過しました。熊本県や大分県では今も余震活動が続いています。揺れの大きかった地域では、引き続き、家屋の倒壊や土砂災害にご注意ください。

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平成28年熊本地震発生から1か月

4月14日に発生した平成28年熊本地震発生から約1か月が経過しました。
上のグラフは、4月14日からの5月13日までの日別の地震回数を表したものです。
これをみると、地震の回数が減少していることがわかります。
ただ、現在も余震活動は続いていますので、油断は禁物です。
引き続き、家屋の倒壊や土砂災害にご注意ください。

震災後、大分県と熊本県の降水量は??

上のグラフは平成28年熊本地震発生後の大分県と熊本県の降水量の平年との比較を表したものです。
4月14日~5月13日まで大分県では、164.5ミリの雨が降り、平年比で117%となっています。
熊本県でも233.5ミリの雨が降り、平年比で132%となっています。
どちらも平年より多い降水量となっています。
地震の数は少なくなっているものの、地盤のゆるんでいる所では、
ちょっとした雨でもがけ崩れや土砂災害が起こりやすくなっています。
平年ですと、九州南部地方は5月31日ごろ、
九州北部地方は6月5日ごろに梅雨入りとなっています。
雨の季節が近づいてきていますので、より一層の警戒が必要です。