3日から4日にかけて発達した低気圧が朝鮮半島付近に進み、そこから延びる寒冷前線が日本列島を通過します。3日は西日本と南西諸島、4日は東日本を中心に雨や風が強まり大荒れとなりそうです。
雨の予想
日本列島を通過する前線に向かって、南から暖かく湿った空気が流れ込むでしょう。今日3日は西日本で、明日の4日は東日本でも大気の状態が不安定になるでしょう。
九州や中国は夕方まで雨で、四国や沖縄も昼過ぎから雨が降るでしょう。近畿や東海、北陸から北海道は日中は晴れますが、夜は所々で雨が降りだす見込みです。東海や北陸は4日の朝にかけて、関東や東北は4日の昼ごろにかけて雨が降る見込みです。
西日本の広い範囲と、東日本は太平洋側を中心に、局地的に1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降り、大雨になる恐れがあります。4月の地震で揺れの大きかった地域では、地盤の緩んでいる所があります。少しの雨でも土砂災害が発生する恐れがありますので警戒して下さい。また、発達した積乱雲が近づくと、落雷や竜巻などの激しい突風の恐れもありますので注意してください。
風の予想
さらに、発達した低気圧の影響で、全国的に風が強まり、荒れた天気となるでしょう。各地で予想される最大風速は20メートルを超えそうです。瞬間的には30メートルを超える所もあるでしょう。30メートルというと、何かにつかまっていないと立っていられなかったり、飛来物によって負傷する恐れがあります。根がしっかりと張っていない木は倒れ始める強さです。GW中で車を運転される方も多い事でしょう。ハンドルを取られることもありますので十分は注意が必要です。海上もしける見込みです。暴風や高波にも注意や警戒を行ってください。
関東から北海道は気温が上昇 北陸は真夏日の所も
今日は全国的に南風が吹き、次第に強まるでしょう。日中晴れる関東から北海道はきのうに比べて最高気温は5度以上高くなる所が多い見込みです。フェーン現象が発生しやすい北陸では30度以上の真夏日になる所がありそうです。東北北部や北海道でも25度以上の夏日になる所があるでしょう。暑さにまだ慣れていないので、急に暑くなると体がついていかず、熱中症にかかりやすくなります。小まめな水分補給をしたり、無理のないようにお過ごしください。
ラリー遠田
ミッツ・マングローブ
peco
