カンニング竹山さん(撮影/今村拓馬)
カンニング竹山さん(撮影/今村拓馬)
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 年始になってからようやく休暇が取れて、ハワイに行ってきたお笑い芸人のカンニング竹山さん。コロナ禍になる前は、長期の休暇が取れると必ずハワイに行っていたが、今回の訪問で地元の人たちから切実に訴えかけられたことがあるという。

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 1月2日の夜に日本を出国して、ハワイに行ってきました。今回は、僕ひとりで、妻は年末年始を避けて、ハワイに訪問する予定です。今回、ハワイの現地に住んでいる人たちに切実に言われたことがあります。

 ハワイのことを扱った日本の情報番組や報道で、「ハワイではラーメンが1杯2,000円している!」とか「コロナ以降、治安が悪くなっている」だとかマイナスな側面ばかり報じられていて、そういう報道はもう止めてもらいたいと。ハワイでも日本で放送されているテレビ番組が視聴できるので、そうしたハワイの情報では、日本人が観光で来てくれなくなるのではと危惧しているというんです。

 そうしたメディアの情報の伝え方だけが悪者ではなく、1年前くらいから、ハワイ州は日本人の観光客だけに頼らない方針に変えたそうです。昔は、日本人とともにというところもあったけれど、根本の方針が変わってしまった。

 方針のチェンジはあったとしても、地元の人たちからすれば「日本人がもっとたくさんハワイに来てくれるようにいってくださいよ」と、僕にいってくるように、その気持ちはすごくわかる。

 昔は雑誌やテレビ番組の撮影でハワイにモデルを連れて行って、ビーチやショッピングモールでロケしたり、パンケーキを食べさせたりという特集はあった。トランプ前大統領政権のときに、移民を極力排除する政策があって、いまはビザの申請や撮影の申請がなかなか面倒くさくなってきている。

 そうした申請が下りにくくなっているから、日本からのメディアの取材は行きにくくなっていますよね。地元の人たちは「来てください!」というけど、そんな状態だと「ハワイ、行きましょう!」とはならないですよね!?

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日本人が減り、いまは