強烈な寒波の影響で、西日本を中心に記録的な大雪となりました。昨日、長崎市や島根県の邑南町淀原(おおなんちょうよどはら)では最深積雪の記録を更新。今朝、鹿児島県では最低気温が氷点下10度以下となった所もありました。

西日本を中心に記録的な大雪

真冬でもそうそうない強烈な寒波が押し寄せ、西日本を中心に大きな影響をもたらしました。
九州では、記録的な大雪となりました。
長崎市では、昨夜(24日22時)には積雪が17センチに。
1967年1月17日に記録した15センチを超え、統計開始以来、最も多い積雪となりました。
普段それほど雪の多くない九州で大雪となり、交通機関へ大きな影響がでました。
中国地方や近畿北部、北陸でも広く大雪となりました。
島根県の邑南町淀原(おおなんちょうよどはら)では昨夜(24日23時)には102センチの積雪を記録。
統計開始以来、初めて積雪が100センチを超えました。
また、昨日(24日)は、奄美大島で115年ぶり、沖縄で39年ぶりの雪を観測しました。
(※いずれも「みぞれ」の観測。「みぞれ」は観測分類上は雪に含めます。)
今回の寒波は奄美大島や沖縄にも雪をもたらすほどの強烈なものでした。
寒気は明日(26日)以降は、次第に北上していきます。
西日本の大雪のピークは越えつつありますが、今夜にかけて大雪に注意が必要です。
交通機関への影響が長引く恐れがあります。
明日(26日)以降も、しばらくは路面に雪が残ったり、路面が凍結する所がありますので、足元や車の運転はご注意下さい。

今朝、鹿児島県で初めて氷点下10度

大寒波の影響で、真冬でもそうそうない寒さとなりました。
昨日(24日)は真冬日(最高気温が0度未満)の地点は375地点と全国の4割にのぼりました。
博多や米子、松江など西日本でも所々で真冬日となりました。
冬日(最低気温が0度未満)の地点は、昨日(24日)は874地点と今季最多に。
今朝(25日)も873地点にのぼり、2日連続で全国のアメダスの9割以上で冬日となりました。
鹿児島市では今朝は冷え込みが厳しく、氷点下5度3分まで下がりました。
鹿児島市で氷点下5度以下まで下がるのは39年ぶりのことです。
また、鹿児島空港では氷点下10度7分を記録。
鹿児島県で氷点下10度を下回るのは、アメダスの整備が進んだ1978年以降で初めてです。
明日(25日)の朝にかけても冷え込みが続きますが、今週の中頃からは急に寒さが和らぎそうです。