受診の際は、いつからどのような症状が起きたか、簡単でよいのでメモして持参すると診察の助けになります。また、近所にかかりつけの小児科医をもつと共に、いざという時に慌てないように、休日・夜間診療を行う最寄りの医療機関を調べておくと安心です。
■子どもに薬をのませる時
子どもは薬を分解・吸収したり排泄したりする能力が未熟なため、大人用の薬を減量してのませるのは厳禁です。
例えばアスピリンは解熱鎮静剤としてよく使われている薬ですが、子どもが服用すると激しい嘔吐や意識障害、けいれんなどを起こす恐れがあり、子どもへの使用は禁じられています。薬は必ず「子ども用」と記されたものを、用法・用量をよく確認してのませるようにしましょう。
監修/入谷栄一(いりたに・えいいち)先生