ご飯もよく食べる(提供)
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■去勢後も強者のまま

 私はその最強クラスのボロに、去勢手術を施そうと思いました。

 嫌いのボロでもこの先、恋をすることがあるかもしれない、子猫がどんどん生まれたら?そう考えると、やはり他の野良ちゃんと同じように去勢したいと思いました。去勢をすれば、縄張り争いでおしっこをいろんな所にするスプレー行為も減る可能性があります。

なんとか捕まえて去勢手術へ(提供)
なんとか捕まえて去勢手術へ(提供)

 いつも野良ちゃんたちを連れていく動物病院で、ボロも去勢手術をしてもらいました。私は、野良ちゃんに去勢や避妊手術をしたあとに外に離す、いわゆる“TNR”が苦手で、術後はすぐに家に入れて、新たな家族を探すようにしてきました。けれど、ボロの場合はすぐ家に入れることはできませんでした。

 雄猫は去勢手術をすると、性格が穏やかに変わっていくことが多いといわれます。ボロの攻撃性も解消するかな?とちょっと期待したんですが……、その後もまったく変わらず(笑)、強者のままだったからです。

 でも、くすっと笑わせてくれる面もありました。もともと白い毛ですが、どこかに出かけると顔を土か何かで黒く汚して帰ってきます。ある時なんて、散歩から帰ってきたら、体に薄茶色の直線的な模様がくっきりついて、“シャムミックス”みたいになってました。

おや?シャムミックス?(提供)
おや?シャムミックス?(提供)
まるで違う猫になって散歩から戻ってきたボロ(提供)
まるで違う猫になって散歩から戻ってきたボロ(提供)

 インスタ(@rinne1108)に写真をあげたら、“ボロちゃんたらシャム猫に憧れてカラーリングしてきたの?”なんてコメントももらったりして。ボロを最初にインスタで紹介した時から興味を持ち、好きだといってくれる方が多いんですよね。ボロについて書くと「目は優しいね」とか「たくましい!」「ボロちゃんを見てると、嫌なことがあってもがんばらにゃと思う」など、反響が大きいのです。惹きつけるものがあるのかもしれません。私もそのひとりですが。

■強い女と気のいい旦那

 家の中の猫のことも、少しだけお話しますね。

 ある意味、ボロ以上に“強い“と思う雌猫が、我が家にいます。三毛猫で名はママンというのですが、誰が見ても“貫禄たっぷり”な面持ち。とにかく人が大嫌い。ママンを家に入れたのは4年くらい前ですが、いまだに体に触らせてくれません。

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