北陸、関東、東北を中心に暑くなりそうです。2日は、梅雨前線は少し南下。日差しがある所では、気温がグンと上がる見込みです。

青空が広がる北陸と東北南部、雲の間から日が差す関東と東北北部では、日差しの力で、気温がグングン上がるでしょう。
日中の気温は1日と比べ、北陸で7度、関東で8度、東北で5度以上上がる所が多い見込みです。
予想最高気温は、福島と山形では10度ほど上がって、盛夏の頃のような暑さになるでしょう。
長野、甲府、さいたま、前橋で30度の予想で、真夏日になりそうです。
急に暑くなります。また湿度が高いため、汗が蒸発しにくく、熱中症にかかりやすくなりそうです。こまめに水を飲んだり、冷房を利用するなどして、室内でも熱中症にお気を付けください。

撮影:齊藤勝也気象予報士 石神井公園にて
撮影:齊藤勝也気象予報士 石神井公園にて

2つの「はんげしょう」

2日は、雑節の「半夏生(はんげしょう)」。
半夏(はんげ)とは、サトイモ科のカラスビシャクという薬草のことです。漢方薬で馴染みのある方もいるかもしれません。
半夏生は、半夏の根が生える頃という意味です。梅雨の最盛期となるため、地方によっては、この日までに農作業を済ませる習慣があります。関西では、田んぼに植えた苗がタコの足のようにしっかり生えるようにという願いを込めて、タコを食べる習慣があるそうです。
そして、写真はハンゲショウ。こちらはドクダミ科の植物です。湿地にまとまって生えています。
名前の由来は、半夏生の頃に花を咲かせるからという説、葉の一部が白く変化するので「半化粧」とする説があるそうです。
半夏と、半夏生。少しややこしいですね。公園などに行く際に、ハンゲショウの花を見つけてみてくださいね。