28日も、本州付近は広く高気圧に覆われ、たっぷりの日差しのもと各地で気温が上昇しました。一方で、南に目を向けると前線が停滞。沖縄は雲に覆われ雨も降り、梅雨のはしりとなっています。

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きょう(28日)も、北海道から中国地方にかけて、晴れてたっぷりの日差しが降り注ぎました。東京は最高気温が27.2℃と、4月としては10年ぶりに2日連続の夏日。全国で最も気温が上がったのは群馬県の館林で、32.1℃。館林は2日連続の真夏日となりました。各地で夏を思わせるような暑さがやってきていますが、本格的に夏が訪れる前に、やってくるものがあります。そう、梅雨です。沖縄では本州よりも一足早く梅雨を迎えるのは、みなさんご存じですね。その沖縄ではもう梅雨のはしりとなっています。
きょうの天気図を見ると、南の海上には前線が停滞。この前線はこのあと梅雨前線と呼ばれるようになります。沖縄の梅雨入りは、平年ですと5月9日ごろ。GWが明けるとやってきます。(去年は5月5日ごろでした)沖縄の雨の季節は、もうすぐそこに迫っているといえます。
さて、28日はその前線に伴う雲が、九州、四国、近畿地方の太平洋側にかけてかかりました。

そしてあす29日の予想天気図を見ると、前線は南の海上に停滞。沖縄は、雨で、午前中は雷を伴って激しく降ることもあるでしょう。東海地方あたりまでの太平洋側は雲が広がりやすいです。さらに、29日は、前線だけでなく朝鮮半島周辺にある低気圧の影響もあり、太平洋側だけでなく、中国地方や北陸地方など、日本海側の地域も雲の多い天気になりそう。29日は28日よりも曇りエリアが拡大する見込みです。

予報のマークを見ると、関東から西の地域はくもりマークが優勢。広く雨雲がかかるわけではなく、お出かけにはまずまずのお天気ではありますが、こっそり雨マークも隠れているので、お出かけには雨具をもっておいた方が安心です。

雲が広がりやすい分、日中の気温はトーンダウンする所が多いでしょう。東京は28日より4℃下がる見込みです。それでも少し平年よりも高めですが、過ごしやすいくらいになりそうです。