2位は類まれな打撃センスに定評がある広島の西川。故障が多いのがネックで、プロ7年間で規定打席に到達したのは2度のみだが、ヒットゾーンに打球を飛ばす技術は球界屈指だ。「西川は外国人投手特有の手元で動く球を苦にしない。誰も打てない展開で1人だけアジャストできる意外性も大きな魅力」、「西川は同学年の鈴木と広島時代のチームメートで、強い絆で結ばれている。代替選手で鈴木の分も活躍してほしい」など期待の声が聞かれた。
3位は内外野守れるソフトバンクの牧原。ユーテリティープレーヤーのイメージが強いが、侍ジャパンに選ばれる実力を備えている。俊足で守備能力が高く、力強いスイングで150キロを超える直球をはじき返す。「牧原はどんな役回りでもこなせる。スタメンでもサブでも起用されたところできっちり結果を出す。選んでほしい選手です」、「相手が強ければ強いほど輝く。エースキラーと呼ばれる打撃でソフトバンクを何度も救ってきた。気が強いのも頼もしい。国際試合向きの選手です」という熱いコメントが。
4位の日本ハム・松本は昨季の首位打者。本来はもっと票を集めても不思議ではなかったが、昨年7月に左膝を骨折してリハビリを経て復帰したことからまだ万全の状態ではないことから敬遠された。ヤクルト・塩見泰隆もコンディション不良で春季キャンプ中にファーム降格したことから票が入らなかった。
5位のロッテ・高部は昨季ブレークしたパ・リーグの盗塁王。近本に似た俊足巧打のリードオフマンタイプで、センターを守る。代替選手で選ばれても驚きがない選手だ。
(今川秀悟)