その後の時間帯は、うちは保育園に通っているのであまり当てはまらないのですが、

 16時30分「母子ともに疲れがたまってくるこの時間は、子どもがぐずりやすくなる時間でもあります。ぐずって大変なことにならないように、夕食の支度をする間、30分ほど工作をさせるようにしましょう」

 17時45分「子どもはお風呂が大好きです。お風呂で使うおもちゃは楽しい知育玩具などを選んで、あまり興奮させすぎないように気を付けてください」

 などのアドバイスは、要チェックポイントだと感じました。

 そして、もう一つこの本で大変興味深かったのが、きょうだいが増えたときの育児についてです。私も、2人目が生まれてから、育児の大変さは2倍ではなく、それ以上になった気がしています。「1人目のときはこうしたらうまくいった」が、2人目にはなかなか通用しないこともあるなと感じています。

 寝かしつけのトラブルについては、「2人寝かしつけるには、思った以上に時間がかかることを想定していないせいだと思います。以前は穏やかで幸せだったはずの寝かしつけの時間は、『疲れ切った母と泣きじゃくる赤ちゃんと兄・姉』という戦場のような様相を呈するようになります」と書かれています。

 うちは、もうこの年齢は脱しましたが、それでも戦場です。「今日はママの隣は私」「このぬいぐるみと一緒に今日は寝たいの」というような取り合いが始まり、姉妹ゲンカが勃発することもあります。

 こんな戦場を避けるためのアドバイスとしてこの本に書かれているのは、「余裕をもって寝室に子どもを連れていくこと」「入浴や就寝など夜に必要になるものは事前にすべて用意しておくこと」。どれも当たり前のことなのですが、それが難しいのです。

 この本を読んでみて改めてわかったことは、子育てにはルーティーンこそが大事だということ。いい習慣を身につけるのはなかなか時間がかかりますが、逆に悪い習慣はすぐ癖になってしまいます。

 みなさんも、ぜひジーナ式を取り入れて、いい習慣を定着させてみてください。うちは時間がかかりそうですが、根気強く、一貫した姿勢で! はい、しかと心得ました!

【バイブルはこれ!】
『ジーナ式 カリスマ・ナニーが教える トドラー期のやる気グングン! 1・2・3歳の子育て講座』
ジーナ・フォード著 高木千津子訳 朝日新聞出版 1300円+税
1~3歳用のジーナ式スケジュールの組み立て方。睡眠、遊び、自己肯定感の育て方、きょうだいができたときの準備など幅広く学べる

(編集部・木村恵子)

※アエラムック「AERA with Baby スマホに子守りさせてない?」より

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