1週間通してスープを食べ続けるが、スープは味付けを変えてOK。さらに「+α」のアイテムがある。初日はバナナ以外の果物なら追加で食べていい。我慢できるなら食べない。2日目夕食時のじゃがいも、さつまいもは、糖質が急激に減ってフラつくのを補うためだ。

 そう、このダイエット法は摂取する糖質が急激に減るので、初めての人は頭がボーッとしたりすることがある。体力のない人にはおすすめできない。一瞬でもフラフラしたら、すぐ糖分を取ること、と岡本さんからアドバイス。黒砂糖や無添加のハチミツがおすすめだ。

 4日目からお楽しみアイテムが毎日ある。バナナの日、肉の日、玄米の日。5~6日目の肉、7日目の玄米は量の制限なし!

「最初の3日間は内臓を休めてダイエットの下地をつくる期間です。あえてたんぱく質と糖質を激減させることで、デトックスが進みます。空っぽになった体にバナナや肉が入ってくると、一気にエネルギーに変わっていきます」

“薪をくべる”ような感覚だという。脂肪が実際に体内でゴーゴーと燃えるわけではないが、あくまでイメージとして。

「すべての材料に代謝を上げる効果がありますが、それ以外の特徴を説明しますね。玉ねぎの硫化アリル、セロリのカリウムが老廃物を排出します。キャベツは粘膜を丈夫にし、煮て食べることで体をさびつかせる活性酸素を取り除く力が生食の5倍に。にんじんのカロテンは体温アップに有効。トマトのリコピンも抗酸化作用が強くダイエットに欠かせません。生姜とニンニクは体温を上げる最強コンビ。ピーマンは肌の不調を改善するために入れていますが、嫌いな人は抜いてもOKです」

 毎日火を入れると野菜がクタクタになるので、小分けにして冷凍しても大丈夫。上栗は大鍋を冷蔵庫に入れておき、1食分ずつ手鍋に取って味付けした。追加で入れていい野菜は、便秘を解消しつつ体をあたためるゴボウや、シメジ、しいたけなどのキノコ類全般。ただし基本の材料はピーマン以外、抜かないこと。生のトマトは缶詰のホールトマトで代用できる。

 おいしいか? まずいか? スープの味は好みが分かれる。上栗は「セロリの香りが強めで好きな味ではない。ただ、カレー粉などで味付けすれば大丈夫。みそと豆板?を入れるとチゲ鍋風でうまい。腹いっぱい食べてもいいのがありがたい」

 撮影用にスープを作った写真部の片山菜緒子は「野菜のうまみが感じられて私は好き。味見で食べていたら生え際に汗が出てきました」。

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