──現場では、自分から話しかけていけるタイプですか?

 もちろん緊張はするんですけど、その時間がもったいないと思うようになってきました。木村さんだけじゃなくて、共演者の方にはできるだけ積極的に話しかけたりしてますね。自分に無理のない程度にですけど。

──シェフ役ということで準備したことはありますか。

 作らなきゃいけない料理があるので、料理教室に通って練習しました。以前にもシェフ役をやったことがあるんですけど、こんなに料理を見せるシーンはなかったので、今回はイチからのスタートです。手慣れてる感を出すのが難しいんですよね。それはやらないと出ないので、家でも包丁を握っていろんなものを切るなど自主練してます。

──ニヒルな役ですけど、役に影響されたりしないですか。

 ドラマのことを考えてると自然とそんなテンションになっちゃいますから、気をつけてはいます。アイドルの仕事をやってるときに、ニヒルな感じになってもみんなびっくりしちゃうでしょうし(笑)。

──祥平的な見どころは?

 尾花に対する思いや接し方がどう変化するのか。それから、一応、婚約者もいる男なので、その辺りの関係性もどうなるか。いろいろ楽しみに見ていただきたいです。

(ライター・大道絵里子)

AERA 2019年11月4日号

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