【源義経】
1159~89年。幼いころは牛若丸と呼ばれた。源頼朝の弟。戦上手だが、頼朝の許しを得ずに朝廷から位をもらうなど、軽率な一面も。のちに頼朝と対立して追われ、平泉(岩手県)の奥州藤原氏にかくまわれたが、頼朝を恐れた藤原泰衡に攻められ、31歳の若さで自害した。
ゆかりの地…鞍馬山(京都府京都市)
幼い義経が預けられた鞍馬寺がある山。この山中で、天狗たちに武芸を教えられたという伝説がある。
【真田幸村】
1567~1615年。名将として名高い真田昌幸の次男。さまざまな大名に仕え、最後は豊臣家に従った。関ケ原の戦いでは西軍につき、徳川家康に敗れて九度山(和歌山県)に流された。大坂の陣では、家康の誘いを断って恩義のある豊臣方に参加し、大坂夏の陣で戦死した。
ゆかりの地…上田城(長野県上田市)
幸村の父・昌幸がつくった城。関ケ原の戦いでは、父とともにこの城を守って徳川の大軍と戦った。
(文/大宮耕一)