高知の桂浜海岸で。高知にハマって、通い続けているという山里さん。蒼井優さんとも一緒に行った?(撮影/写真部・東川哲也)
高知の桂浜海岸で。高知にハマって、通い続けているという山里さん。蒼井優さんとも一緒に行った?(撮影/写真部・東川哲也)
蒼井優さん(c)朝日新聞社
蒼井優さん(c)朝日新聞社

 最初に己の立場をはっきりさせておくならば、5月2日発売のAERA(5月13日号)で「現代の肖像・山里亮太」を執筆した者である。6ページにわたる原稿の最後は、こう締めくくった。

【写真】山里さんと結婚した蒼井優さんはこちら!

<ご両親へ。結婚はちょっと遠いみたいです。>

 山里さんの結婚は、全然遠くなかった。AERA発売から1カ月と1日たった6月3日、山里さんは女優の蒼井優さんと結婚したのだ。もう一度書くが、蒼井優さんだ。

 5日にスポーツ報知とスポニチが報じ、山里さんは「スッキリ」(日本テレビ)の天の声で「すっぱ抜かれたー」とうれしそうに認めた。夜には、二人揃っての記者会見が某ホテルで開かれる。

 で、一応説明させていただくなら、山里さんを最後に取材したのは3月29日。スポーツ報知の見出しに大きく「超電撃!! 4月から交際」とあったから、取材時点では交際していなかったということになる。そういうことにする。だってその時、確かに山里さんは「ラジオで本田翼の爪をごま油で炒めて食べたいと言っている自分がもし誰か女性と交際したら、その言葉がリアルでなくなる。ラジオで話している方が幸せで、それを失うほどの人ってまだ誰もいない気がする」というようなことを語っていたのである!!

「現代の肖像」を書くにあたり、山里さんをよく知る人にも話を聞いた。そのうちの二人に、山里さんはモテるかモテないか、と質問をした。一人は東野幸治さん。答えは「モテるんじゃないですか、お金あるし、こんだけ努力してたら、そりゃモテるでしょ」だった。

 もう一人は「JUNK山里亮太の不毛な議論」(TBSラジオ)のプロデューサー宮嵜守史さん。「山ちゃんはモテないと思います」ときっぱり言っていた。東野さんの勝ち!

 それにしても山里さん、モテ過ぎだと思う。だって蒼井優ちゃんだ。癒やし系にして山田洋次監督のお気に入り。「たまむすび」(TBSラジオ)で毎週山里さんと共演している赤江珠緒さんは5日の同番組で、4日の夜に電話で結婚の報告をされたと明かし、こう言っていた。

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矢部万紀子

矢部万紀子

矢部万紀子(やべまきこ)/1961年三重県生まれ/横浜育ち。コラムニスト。1983年朝日新聞社に入社、宇都宮支局、学芸部を経て「AERA」、経済部、「週刊朝日」に所属。週刊朝日で担当した松本人志著『遺書』『松本』がミリオンセラーに。「AERA」編集長代理、書籍編集部長をつとめ、2011年退社。同年シニア女性誌「いきいき(現「ハルメク」)」編集長に。2017年に(株)ハルメクを退社、フリーに。著書に『朝ドラには働く女子の本音が詰まってる』『美智子さまという奇跡』『雅子さまの笑顔』。

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