

ヒップホップ・アクティビストのZeebraさんが「AERA」で連載する「多彩な野菜」をお届けします。1997年のソロデビューからトップとしてシーンを牽引し続け、ジャンルや世代を超えて多くの支持を得ているZeebraさん。旬の野菜を切り口に、友人や家族との交流、音楽作りなど様々なエピソードを語ります。
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小学生のころテニスをやってたんです。その合宿のランチにサラダバーがあって。お皿に山盛り、野菜だけとってもりもり食べるのが楽しかったなぁ。テニスの合宿でサラダだけというのは、あのころプロのスポーツ選手が野菜中心の食事を提唱し始めてて、それをまねしたんだろうと思います。
サラダバー。ちょっと深みのある皿がいいですよね。まず7~8割はレタス入れちゃいます。そこにトマト行きましょうか、2切れぐらい。オニオン行きます。海藻も行きましょう。ゆで卵、アボカドはほしいな。あればケールも。あったら絶対に入れるのがひまわりの種です。ひよこ豆もいい。
逆にコーン、ブロッコリー、豆腐、エビあたりは入れません。やっぱり、レタスはドレッシングと絡むのが最大の魅力ですから。レタスに合うブルーチーズとかランチドレッシングをかけて、その組み合わせを最大限に楽しみたい。ゴマとか青じそのドレッシングじゃないんです。普段は好きな水菜とか枝豆とかがあっても、ここは無視。サラダバーの皿の中に、和の要素はいらないんです。
※AERA 2019年6月10日号