※写真はイメージです
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 デビュー以来、アイドルグループとしての道を着実に歩んできたHey!Say!JUMPがAERAに登場。元号を名前に冠する「全員が平成生まれ」の彼らが、新元号での活動への意気込みを語った。

【写真】Hey!Say!JUMPがAERAに登場!

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「平成が終わる」と聞いたとき、彼らのことを思い出した人は多いだろう。Hey!Say!JUMP。若者世代にはあまり親しみがない「元号」を冠したグループ名は「衝撃でした。『マジかよ』と思いました」と、山田涼介は当時の驚きを振り返る。命名は事務所のジャニー喜多川社長。メンバー全員が平成生まれというのがその理由だった。

 時代が令和に変わった節目のこの春、Hey!Say!JUMPの面々は、数々のメディアを彩った。

「たくさん感想を聞かれました。僕らでしか感じられないことですものね」と中島裕翔が感慨深げに語れば、「でも、基本は変わらないです。時代が変わるだけで」と高木雄也。「僕ら、古く見えないようにがんばらないと」と山田は決意をにじませた。

 デビューは2007年、平成19年9月だった。以降、定期的な楽曲のリリース、年1回以上のペースでのライブツアー、紅白歌合戦への出場、冠番組を持ち、さらに12年にはアジアツアーも行うなど、着実な歩みを見せてきた。いまではメンバーそれぞれが、バラエティー番組やドラマ、映画、舞台などに引っ張りだこ。まさに“平成とともにジャンプ”したグループといえるだろう。

 それでも、「いま」に満足はしない。知念侑李は「令和には、時代に残るような名曲をリリースしたいです。平成ではできなかったので」と意気込む。薮宏太も、「世界に一つだけの花」「WAになっておどろう」「宙船」と、先輩らの大ヒット曲を挙げ、「素晴らしい曲にめぐり合って、僕らのパフォーマンスをもっと多くの方に見てほしい」と笑った。

 結成12年を経て、平成生まれの彼らも平均年齢は約27歳。もう「若さ」が特徴のグループではなくなった。時代とともにお互いの絆を深め、活躍の幅を広げ、より遠くへ、誰も見たことがない地平へと、ジャンプしようとしている。(ライター・早川あゆみ)

AERA 2019年6月3日号