他にもコロナ禍が明けつつある中で各球団の編成部が探し出した新助っ人には活躍できる要素のある選手は多いという。
「コートニー・ホーキンス(ソフトバンク)の長打力は凄い。配球などに適応できれば、昨季独立リーグで本塁打と打点の二冠王に輝いた実力を発揮できるだろう。開幕投手に指名されたタイラー・ビーディ(巨人)は、2014年にジャイアンツからドラフト1巡目(全体14位)指名された好素材。球威は素晴らしいので日本のストライクゾーンと打者に慣れれば2ケタ勝てそうな感じはある」(在米スポーツライター)
ここで挙げた選手に能力があるのは間違いなさそうだが、あとは現場での見極めも新助っ人が結果を残すためのカギとなりそうだ。
「外国人はいくつかのタイプに分かれる。日本野球に完全に適応して開幕から期待通りの大活躍をする選手。しばらく結果を出せなくとも、少しずつ順応して最終的に数字を残す選手。そして全く期待外れに終わる選手。今季の外国人はどういう選手なのか今から楽しみ」(大手マネージメント会社関係者)
「外国人は長いスパンで見ないと難しい。開幕シリーズでいきなり大活躍、当たったと思ってもその後さっぱりというケースも多々ある。まずは前半戦でしっかり見極めることが重要。その上で必要ならばアドバイスすることになるが、選手自身が聞く耳を持って修正できるかも大事になってくる」(元在京球団渉外担当)
侍ジャパンの選手たちも帰国してチームに合流したものの、開幕からしばらくは調整期間と考えるべき。そうなると今季は新外国人選手の開幕からのパフォーマンスがより一層チームの成績を左右しそうだ。誰が戦力となるのか? ポテンシャルの高い選手が多いだけに今季の“主役”と呼べるような選手が出てくることを期待したい。