学生たちの間では、ワンキャリアのほか、社員のクチコミサイトVorkers(ヴォーカーズ)などをチェックするのは当たり前になってきた。企業の公式SNSより、そこの社員個人がどんな発言をしているかを見る学生も増えている。

 学生たちがこうした情報を武器にすることで、今後は「就職人気ランキングの上位にあるが、実は働きがいがない会社」や「女性活躍を謳いながら実態を伴わない会社」「広報宣伝は下手だが、実は魅力的な会社」などが明らかになる可能性は大きい。

「広報にお金をかけて表向きだけ繕っている企業のウソはばれていくでしょう。目指すのは就活の民主化、透明化です」(同)

(編集部・石臥薫子)

AERA 2019年3月25日号より抜粋