昨年2月には、渡部の復帰に際し「これからはゼロから頑張る主人の姿を見守ることに決め、今まで以上に感謝の気持ちを持ち、家族と共に前に進んでいこうと思っています」とインスタグラムに記した。同じ投稿で「憶測や事実ではない内容の記事に何度もやるせない気持ちにもなりました」と、アンチに臆することなく、自分の言葉をSNSで発信していく決意が感じられた。

 佐々木の覚悟と“強さ”はどこから来るのか。彼女が過去に語った家族観や恋愛観から、その片鱗が垣間見える。

 まず結婚直前、雑誌「with」(17年4月号)で29歳の佐々木は「30代に向けて思うこと」を語った特集記事で、「想像していたよりも毎日が楽しくて、結婚に対してそれほど興味がなくなっちゃいました」と明かしつつ、「男女1人ずつ、産んで笑いの絶えない家庭をつくりたい」と話していた。第2子の性別はまだ明かされていないが、女児だった場合この理想が実現することになる。

「佐々木さんがシングルマザー役に初挑戦した映画『さいはてにて』(15年公開)のインタビューでは、『守らないといけない存在があるってことは、人としても強くなれるのだと感じましたね』と話していました。さらに『いつかそういうときが来たら、私も強くなるのかなって思ったり』と、その後の状況を予想しているかのような発言もありました。また、結婚直後の試写会イベントでは、理想の夫婦像について質問され『どんなことがあってもその人の味方でいられるということに憧れますし、理想ですね』としたうえで、『良いことでも悪いことでもきちんと毎日コミュニケーションを図ることが大事。私もどんなことでも乗り越えられるような夫婦になれたらと思います』と答えていました。不祥事後に改めて振り返ってみると、その信念を貫いています。芯がとても強く、ブレがないことに驚かされます」(同)

 佐々木の芯の強さにも助けられ、渡部家は再出発を図っている。家族の今後について、女性週刊誌の芸能担当記者はこう話す。

「第1子のときは2カ月でスピード復帰しましたが、今回は上の子の育児もあるので、女優復帰には少し時間がかかるのでは。『フライデー』が昨年11月に4億円豪邸を売却していたと報じましたが、経済的にもしばらくは楽ではないでしょう。佐々木を支えるために、渡部は本格復帰へ動きだしたいところだと思いますが、地上波での活動再開は今もハードルが高く、渡部は配信系にかじを切って活路を見いだそうとしています。ただし、ABEMAで放映されている自虐キャラの食レポがヒットしつつあり、かつ有名ビジネス系YouTubeチャンネルにゲスト出演するなど、どん底のときよりも需要は増えている気がします。いつか追い風が吹くときが来るかもしれませんね」(同)

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