医師アンケートでも、マンモグラフィー単独は16%に留まったが、乳房超音波検査の併用は65%にのぼった。
ただし、乳がんになりやすい家系の人は、別の注意が必要だという。
「まれに遺伝子変異を起こしやすい家系の人がいます。そうした人は胸部CT同様、CTによる被曝リスクも考慮して、エコーだけにするのが望ましいかもしれません。親族に乳がんに罹患した人がいるならば、検査前に相談してみてください」
乳がんになりやすい家系?
「BRCA1、BRCA2という遺伝子に変異がある場合、乳がんになる可能性が非常に高いといわれています。アンジェリーナ・ジョリーさんがその家系にあたり、予防として乳房切除に踏み切り、話題になりました」
(編集部・熊澤志保)
※AERA 2019年2月11日号より抜粋