続いて「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」。1位の先進国株式とは対照的に、中南米、東南アジア、中東、東欧などの株式が組み込まれている。
ランキング集計に協力してくれた、マネックス証券マーケティング部の松浦紀之さんによると、「コストをしっかり吟味しながら選んでいる個人投資家が多い」という。「60歳まで、長きにわたってつみたてるものですから、一回一回は微々たる手数料でも積もると大きい、と考える人が多いのでしょう」(同)
ランキングの顔触れを見ると、同社の場合はeMAXIS Slimシリーズが目立つ。とにかく低コストでシンプルな仕組みをウリにした投資信託だが、これらのラインアップが個人に受けているのだろう。
また、投資信託の中でも一番シンプルな仕組みの「インデックスファンド」(決められた指数に連動するタイプ)が売れているのがわかる。誌面では15位までを紹介しているが、そのうち10本がインデックスファンドだ。
iDeCoの場合、ネット証券で買うと販売手数料無料のものがほとんど。iDeCoは毎月5000円からつみたてられるので、「先進国株式5000円分と国内株式5000円分」「国内債券1万円分と新興国債券5000円分」など、好みで組み合わせて買ってみてはどうか。
なお、iDeCoで買える投信は、各社で対象投信が違う(各社20~40本)ため、口座開設をした証券会社によって、ランキングの顔ぶれは異なる。この記事の画像入りランキングではマネックス証券の結果を掲載したが、参考までにSBI証券と楽天証券のランキングも掲載する。
【SBI証券】iDeCoでみんなが買ってる投資信託ベスト10
※調査期間2018年9月1日~28日
1位…ニッセイ「DCニッセイ外国株式インデックス」
2位…大和「iFree NYダウ・インデックス」
3位…大和「iFree 8資産バランス」
4位…野村「野村DC外国債券インデックスファンド」(確定拠出年金向け)