英利アルフィヤ氏の応援に入った小泉進次郎氏(撮影/上田耕司)
英利アルフィヤ氏の応援に入った小泉進次郎氏(撮影/上田耕司)

 小泉氏は自民党神奈川県連の会長で、もっか地元・横須賀市では23日投票の市議選の真っ最中だ。小泉氏はもう英利氏と一緒に仕事をする姿を思い浮かべているのだという。さらに、こうも。

「英利さんは、なんと7言語を話せる方です。今までそんな方は少なくとも自民党にはいなかったでしょう。そうやって国際社会でいろんな地域で持ち前の語学力を発揮して活躍できる人材」

 と、国際派であることを強調した。なお、7カ国語とは、日本語(母国語)、英語、中国語、ウイグル語(流暢)、ウズベク語、トルコ語(中級)、アラビア語(初級)と公式ホームページに記載されている。

英利アルフィヤ氏(撮影/上田耕司)
英利アルフィヤ氏(撮影/上田耕司)

 翌日、英利氏が市川市南行徳で街頭演説を終えた後に聞くと、きさくに応じた。

 最初に、米ジョージタウン大学の先輩後輩の間柄だという河野太郎デジタル相との関係にについて質問すると、

「最初にお会いしたのが、日本でのジョージタウン大の卒業生の会。私がまだ日銀で働いている時だったんですけれども、河野先生が最初に大臣になられた際にお祝いの会をしまして、その会でお会いしました」

 河野氏は1985年12月にジョージタウン大国際学部比較政治学科を卒業した

「河野先生とはお会いしてからずっとキャリアに重なりがあり、(河野氏が)外務大臣になられた時には私が国連にいて、レセプションなどでもお会いしました。一番身近にいる政治家が河野先生だったので、フラストレーションを感じたとき(河野氏に)『ちょっとこれおかしいと思うんです』と相談をしたことのがきっかけで、(前回の初)出馬の経緯となりました」

爆発事件当日の“応援”

 岸田首相も15日、和歌山市の雑賀崎漁港での爆発事件のあったあと、当日に演説にやって来た。

「来てくださったこともありがたいですし、自民党は屈しないということを示してくださったことも本当に誇りに思いました。前回の参院選挙で安倍総理の事件があった時も、演説をする直前だったので、その時もテロには屈しないという覚悟でみんな演説を続けてまいりました。同じような気持ちで今回も最後まで走り抜きたい」

 選挙情勢を聞くと、率直に「厳しい」と語ったうえで、こう続けた。

「私自身、もともとこの地域に知名度がなかった。ゼロからのスタートだったので、追いつくのに必死ですね」

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