

メーガン妃の滑り出しは順調だ。先日はエリザベス女王(92)から地方公務への同行を求められ、チェシャー州での橋の開通式などに参加した。2人が笑顔で話す様子が報じられている。さらに約2週間後には、女王主催の英連邦関連イベントにハリー王子(33)と共に出席するよう依頼された。女王はメーガン妃の適応能力と意欲を高く買っている。フィリップ殿下(97)には、彼の故国ギリシャ王室のエピソードに興味を示し、殿下も満足げだったという。
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チャールズ皇太子(69)とは挙式の際にバージンロードで手を取ってもらってから、すっかり打ち解けている。皇太子夫妻から親しみを込めて、硬く熱に強い金属「タングステン」というニックネームをもらうほど、気心が知れている。
相変わらず、女王の公式誕生日の肩出しドレスが「ドレスコード違反」、スペンサー家の結婚式でのオスカー・デ・ラ・レンタの高価な巻きドレスが「おばあちゃんちのカーテン生地」、ロイヤルアスコットでのシャツドレスは「まるで仕事着」と、英国メディアはファッションに関しては辛口コメントが続く。とはいえ「新人だから」「むしろ親しみやすい」と大目に見られているようだ。
才能と努力で安定した評価を得ているものの、結婚前から彼女を悩ませているのが、実家だ。王子との交際が表に出ると、異母姉サマンサ・マークルは「私は随分と子どもの時のメーガンの世話をした。彼女は野心家で、自己中心的。収入が安定しても経済的に苦しい父親を助けなかった。人道活動に熱心なら、まず家庭内から行うべきではないか」と手厳しい。異母兄トーマス・マークル・ジュニアは、ハリー王子に「結婚は間違い。あなたはきっと後悔する。メーガンは思っているような女性ではない」という警告まがいの手紙を送りつけている。
こうした言動に、父親トーマス・マークル(73)は慎むよう忠告していた。彼はハリウッドで照明ディレクターとして働きエミー賞を受賞。自己破産後メキシコに引っ越したが、良識人と信じられていた。メーガン妃も「父はできる限りのことをしてくれました」と感謝している。ところが、結婚式の数日前に父はパパラッチと共謀してやらせ写真を撮影した。挙式用スーツの採寸場面など、完璧な「花嫁の父」を演じて1千万円を超える報酬を得たとされる。結局、その直後、心臓手術のために式は欠席した。