1人の独身男性が、20人の女性と向かい合って結婚相手を探す番組で、若者中心に人気を集めているAmazon Prime Videoで独占配信中の恋愛リアリティ番組『バチェラー・ジャパン』。シーズン2の最終話が6月29日に配信された。今回、1人の独身男性=バチェラーを務めたのは大手IT企業幹部の小柳津林太郎さん(37)。「30歳を超えてから女性と向きあうことをしてこなかった」というが、彼を変えたのは何だったのか。番組終了後、小柳津さんが初めて語った。小柳津さんが最後に選んだ女性とは? 番組をまだご覧になっていない方は閲覧注意です!
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■女性と向きあうということは人間理解をすること
――バチェラーを経験しての心境の変化はありますか。
女性に対してこれだけ向きあうことを、30歳を超えてからしてきませんでした。仕事で忙しかったからではなく、そういう女性に巡り合わなかったというのが正直なところです。向き合うということは、その人の本当の良さ、核となる部分を知り、思想と哲学レベルで人間的に理解することです。今まで3年以上付き合った女性は2人いたのですが、お互いの良い所、悪い所を時間をかけて理解していきました。今回はたった2カ月間でそれをする必要があったので非常に難しかったですが、女性の皆さんときちんと向き合えたと思っています。
――番組内では、小柳津さんがいつも自然体だったのが印象的でした
嘘つけないんです。感情が表情に出てしまうタイプなので、素の状態でバチェラーに臨みたいと思いました。客観的に見て、1話から4話くらいまでは僕の中のチャラチャラした部分が目立っていましたが、後半は自分の中の真面目な部分がどんどん出てきていました。それは、女性と向き合っていく中で、女性陣の「本気」に触れたから。相手の本気に、自分の本気が引き出されました。
――初対面の女性や、その両親と話される中で、コミュニケーション能力の高さを感じました
6歳から14歳までアメリカで過ごしていたのですが、みな十人十色で、周りと違っていて当たり前でした。大学時代で演劇をしていた時にもコミュニケーションは学びましたし、社会人になってからは、広告会社で国内外を問わず様々なクライアントと接し、現在ではエンジニアやクリエイターの方とやりとりをしているので、その人にとっての心地良いコミュニケーションをとるようにしています。そのような経験が生きているのかもしれません。