最初は夫一人では会合に参加しにくいだろうと夫婦そろって参加した。すると夫は妻のBさんにばかり話しかけてくる。このままでは夫は周囲となじめず、ずっと自分がついていかざるを得ない。Bさんは意を決し、夫を一人で行かせるよう仕向けていった。

「そのうち知り合いが増えて楽しくなったみたい。学童の父母会で副会長をやって、スポーツ指導員の資格をとって、いまでは消防団にまで入っています。活動の後にお酒を飲みに行くでもなく、その場でわーっと盛り上がるだけで満足みたいです」

 女性だらけのPTA活動に夫をなじませるには、ともあれ参加させてみることが大事なようだ。(ライター・大塚玲子)

AERA 2018年4月30日-5月7日合併号より抜粋

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