「100人の時は思いがバラバラ。チームワークやモチベーションを上げるにはやはり熱量が同じくらいでないと難しい。今は『やるしかない』『前に進むしかない』とみな同じ思いで活動できています」(辻本さん)

「僕らは選ばれた10人じゃない。『しがみついてでも残る』と粘ってきたからこそ強い思いで一つでいられます」(小林さん)

 最近は個人の活動も増え、それぞれが「こいつにはかなわないと言われる強み」を磨く。結果、「グループの厚みが増した」(田中さん)。そんな彼らの18年の目標は、アリーナやドームでのライブ、全国ツアーでファンとの交流を広げること、名古屋で縁のあるアーティストを招いてフェスを……と出てくる出てくる。もちろん、彼らは夢で終わらせるつもりは、ない。

「事務所の社長は夢を語り、それを実現してきた。出会った頃からまったくぶれていません。そんな姿をずっと見てきたので、大きな夢もかなえられると信じることができるんです」(3 人)

(フリーランス記者・坂口さゆり)

AERA 2018年1月1-8日合併号