いまもトランプ大統領と安倍晋三首相の関係は蜜月で文在寅(ムンジェイン)大統領とは距離があります。そういう中で北朝鮮問題がより煮詰まってきているのです。日韓関係に隙間風が吹く中、北朝鮮側は平昌(ピョンチャン)オリンピックに参加する可能性もあります。そうなれば南北のムードはかなり変わってくるでしょう。
国難の北朝鮮問題について与野党そろって議論する必要があるのに、臨時国会の見通しは立たないばかりか政府・与党は野党の質問時間の削減を要求しています。東アジアで戦闘が始まれば、日本も戦場になる可能性もある中で、トランプ大統領が先制攻撃に近い発言をした場合、安倍首相はそれを支持するのでしょうか。6日には共同声明のようなものが発表されるでしょう。国民はしっかりと耳を傾けなければいけません。
※AERA 2017年11月13日号
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