工藤夕貴(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)
工藤夕貴(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)
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 6月に放送されることが決まったドキュメンタリードラマ「ケーキの切れない非行少年たち」(NHK BS1)。シリーズ累計150万部を超えるベストセラー本の映像化だが、主人公の母親を演じるのは女優の工藤夕貴(52)。近年、工藤は“農家”に転身したことで話題となっているが、久々の起用とあってSNSでは懐かしむ声が上がっている。

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「1980年代にアイドルとして一世を風靡した工藤さんですが、最近は以前ほどの露出はありません。現在は静岡県に拠点を移し、野菜栽培や米作りに取り組む自然農法家としても活動しています。自身のインスタグラムでは、畑作業で泥だらけになる姿や自らトラクターを運転する様子など、明るい笑顔で農業にいそしむ写真が多数アップされています。日焼けをしても『天然のビタミンDゲットですねーwww』とか『除草に5時間』とか、芸能人にありがちなガーデニングの延長レベルではなく、“ガチ”で農業と向き合っている様子が伝わってきます」(テレビ情報誌の編集者)

 自ら手がけた無肥料・無農薬のお米を使って、酒造会社と共同で日本酒を醸造したり、バラエティー番組で「工藤塾」と称して、都会暮らししかしたことのないタレントたちを受け入れたりしている工藤。SNSでは、農作業姿の工藤に対し、「かっこいい」「毎回良いパワーもらってます」など、そのパワフルさを絶賛する声が多く上がっている。

 一方で、女優としては一時期に比べ露出が減ったため「引退したのでは?」と思っている人もいたかもしれない。しかし、彼女の女優としての才能はまだまだ光るものがある。近年では、湊かなえ原作のドラマ「山女日記 」シリーズ(NHK BSプレミアム)で主演。登山ガイド役が好評を博し、第3弾まで制作された。自身も登山が趣味で、実際に難易度が高い峰に挑戦しているだけに工藤にとってはハマり役だったのかもしれない。また、2021年に放送された川口春奈主演のドラマ「着飾る恋には理由があって」(TBS系)では、川口の母親役に抜擢。優しくたくましい母を好演し、「母娘のやりとり泣けた」「工藤夕貴さんが演じる真柴さんのお母様が本当にすてき」など、彼女の演技に見入る視聴者の声が数多くあった。

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