「お金」の知識に基づく「稼ぐ力」が大切(※イメージ写真)
「お金」の知識に基づく「稼ぐ力」が大切(※イメージ写真)
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副業」やいわゆる「ひとり起業」が身近なものになってきた。社員の副業を認める会社が増えたこと。規制緩和やインターネットの普及で、個人が自分の趣味や特技を活かしてビジネスを始めるハードルが格段に下がっったことなどが理由だ。

「いつか自分の店を持ってみたい」
「まずは副業から、特技を活かせるビジネスを始められないか?」

 などと考えている人も少なくないだろう。

 そんなときに必要になるのが、「お金」の知識に基づく「稼ぐ力」だ。

 アエラは昨秋、3回に分けて「お金の教養」講座を集中連載。すでに自分のビジネスを始めている、あるいはスモールビジネスを起業しようとしている3人が、講師役を務めた泉正人さんにそのプランについて相談し、「稼ぐ力」を高めるための実践的なアドバイスを受けた。

 泉さんは、東京、大阪、そして米ニューヨークで、金融経済教育のための学校「ファイナンシャルアカデミー」を運営している。15年間で40万人超が受けた「お金の教養」を磨く独自プログラムを、副業・ひとり起業向けにカスタマイズしたノウハウは実践的で、すぐに役立つものばかり。好評を受けて、この連載が本になった。

 その名も、『それ、売りますか? 貸しますか? 運用しますか? 無料という手もありますよ』。タイトルにある「それ」とは、その人の価値を高める“強み”のこと。連載に登場した3人を含む9人が泉さんのコンサルティングを受けることで、自身の「それ」が何かを発見し、「稼ぐ力」を身につけていく。泉さんによれば、

「ビジネスで勝つ最大のポイントは、他者との差別化。市場のニーズと照らし合わせながら、自分の得意分野を見極めることが、すべてのスタート地点になる」

 強みを見極めた上で考えたいのが、それをどうやってお金に変えるか、という「ビジネスモデル」の設計だ。選択肢となるのが「売る」「貸す」「運用する」。本では、泉正人さんが一人ひとりのリアルな迷いや悩みに寄り添いながら、現実的なリスクの回避術や「好きな仕事で長く稼ぎ続ける」ためのプランの立て方などを伝授する。

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