アエラの連載企画「ニッポンの課長」。
現場を駆けずりまわって、マネジメントもやる。部下と上司の間に立って、仕事をやりとげる。それが「課長」だ。
あの企業の課長はどんな現場で、何に取り組んでいるのか。彼らの現場を取材をした。
今回は伊藤ハムの「ニッポンの課長」を紹介する。
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■伊藤ハム 食肉事業本部 海外食肉本部 戦略担当 担当課長 杉山美佳(52)
「伊藤ハム」というと加工食品が思い浮かぶが、実は食肉の売り上げがグループ全体の約65%を占める。中でも輸入食肉はグループ売り上げ全体のおよそ35%を占める大黒柱。その事業をスペシャリストとして支えているのが、杉山美佳だ。
輸入ビーフ、輸入ポーク、貿易業務の三つの部署の成績管理を行うほか、海外駐在員のサポート、子会社であるニュージーランドの食肉会社アンズコフーズの事業管理も行う。
写真は、アンズコフーズジャパンが運営するレストラン「ワカヌイ」で撮影した。「大自然のなかで伸び伸び育てたニュージーランド産ビーフやラムのおいしさは格別。この味をもっと広めていきたい」と語る。