「すごいキャパを持った官僚の友人が何人かいる。月150時間を超える残業もザラ。日曜夜の飲み会の後、日付が変わる前に、そのまま霞が関へ出勤していった」(25歳・男性)

 もちろん、「頭がいい=仕事ができる」とは限らない。

 旧財閥系企業の秘書室に勤務していたという67歳の女性の話。

「役員は東大の法・経済学部卒で占められていたが、それで経営が順風満帆だったかといえば、さにあらず。日本有数の技術を持ちながら解散に追い込まれ、不採算部門を整理するにも決断ができず。連日会議で『何とかしろ』と叱責するばかり」

 欠点を自覚しながら、開き直る暴れん坊もいる。

「私の上司ですよ。『東大法学部は勉強は好きだがコミュ障が多い。ワタシもコミュ障だ! 判断力にもコミュニケーションにも全く自信がないから、よろしく!』って。どうしたらいいんですかね……」(37歳・男性)

 ……。ここまでくると、もはや言葉が出ない。「使えない」のも困る。

「一度にたくさん処理できない。一つのことにかかわっていると、目の前で電話が鳴っても気づかないほどで、使いものにならなかった」(66歳・女性)

「アメリカに赴任しても、英語もろくに話せない東大法学部卒がいました。アメリカ人からは相手にされず、現地のエリート大卒には及びもつかない。結局、日本人同士集まって受験の思い出話ばかりしていた」(年齢不明・女性)

●愛すべき変人さんも

 海外まで行って受験の思い出話って……。もちろん、困った人ばかりではない。浮世離れした言動で周囲を困惑させつつも頼りになる、愛すべきトーダイさんもいる。

「娘の塾の担任。あらゆる教科を教え、志望書作成・面接練習など全てをやりこなす頼れる存在。ただ、かなり偏ったご趣味のゲームオタク。遊んでいないせいか、高校生の好きなスポーツや芸能情報は全く知らない」(54歳・女性)

「さる弁護士。本を読めば一発で全て頭に入り、司法試験も学生時代に合格。しかし、この人のいる打ち合わせに『大桶』で寿司を出すと、他人の遠慮もお構いなしに、ウニとイクラを全部食べちゃう」(67歳・女性)

「身近にいます! 父です。頭が良すぎて変人。だけど、56歳になっても努力を惜しまず、いつも勉強してます。ゴルフしない。お酒飲まない。よく、ピーポーピーポーって言いながら廊下を小走りしてる」(25歳・女性)

 ピーポー父さん。腹巻きしてそう(イメージ)。

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