ジャズ界で「男の中の男は?」と問われたら、テナーの雄、コールマン・ホーキンス、エディ“ロックジョウ”デイヴィス、それにジョニー・グリフィンと答える。グリフことグリフィンは多数派のハードバップ・ファンにとって「ハードバッパーの鑑」というべき存在だろう。艶やかなビッグトーン、世界一の早撃ち男の異名をとったバカテク、ブルージーでエモーショナルな語り口、なによりも一発でそれと知れる強烈な個性と、ソニー…

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