「習った内容を静かに聞いている受験組だっています。荒れる子は、親の責任ですよ」
そう話す新宿区に住む会社員の女性(43)は、長女が通っていた学校にやはり、荒れた子が何人かいたという。
「娘の学校のプリントを落書きだらけにする子は、偏差値70以上の女子。塾で上位クラスの男子に、塾帰りにつきまとわれたりも。その男子は塾友達と夜の公園でホームレスに石を投げて遊んで、大問題になりました」
こうした、成績は良いが荒れる子どもの共通点を、この女性はこう話す。
「両親そろって偏差値が大好き。分刻みの勉強スケジュールで、あれでは子どもは家でストレスが発散できない」
※AERA 2013年12月2日号より抜粋