

ピーナッツがいま、アツいピーよ。
【写真】「ピーナッツの日」のイベントに登場したデーブ・スペクターさん
畑から掘り出され、自然乾燥された新豆が市場に出回る11月。東京都内のカフェでは、ピーナッツとのコラボメニューが登場している。
日本橋の「muromachi café HACHI」では、来年1月10日ごろまで、「朝ピー」メニューが楽しめる。ピーナッツマフィンにオレンジとバナナのピーナッツオープンサンド、クリーミーナッツチキンのラップサンドなど、日替わりのモーニングメニューだ。渋谷の鍋専門店「ゆるり屋 渋谷道玄坂」では、「発酵ピーナッツ鍋」が味わえる。
早稲田大学の学生食堂(早稲田キャンパス、西早稲田キャンパス)は、11月11日のピーナツの日(一つの殻に2粒の豆が入って双子であることから、全国落花生協会が「11」が重なるこの日を選んだ)にあわせて、「ピーナッツで一日をはじめよう」キャンペーンを実施。ピーナッツバターの朝食メニューを期間・数量限定で提供した。
ひと昔前は、ダイエットの敵とされたピーナッツだが、最近は健康効果が注目されている。1日にどれくらいの量をどのように食べたらいいのだろうか。
11日にアメリカンピーナッツ協会が行ったイベント「ピーナッツパワーで元気になろう」で登壇した栄養士の佐藤秀美さんや、同協会の話をもとに紹介する。
まずピーナッツの成分組成から。
煎りピーナッツは脂質50%、たんぱく質25%、食物繊維11%、糖質10%、水分2%、その他2%。半分が脂質ではあるが、たんぱく質の割合も高い。たとえば、マカデミアナッツ(煎り)は8%だ。食物繊維も同様に高いといえる。
このような栄養素が気軽に取れることから、佐藤さんは言う。
「食生活のバランスが悪い人には、特にピーナッツを1日に30粒ほど食べてほしい。それだけで、栄養不足のある程度の改善に役立つのです」
30粒というのは、大体、片手のひらに入るほどの量(28グラム)だ。
この量でどれくらい栄養素が取れるのか。