仕事が終わったあと、後半からテレビにかじりついて見てました。すごかったですね。勝ちたいという意欲とか姿勢がほんとにすばらしかったと思うし、集中力が最後まで切れてないですよね。その数日後に日本以外のチーム同士の試合も見たんですけど、なんか「もういいや」ってなってる感じがしたんです。「もう追いつかねえよ」って。でもアイルランド戦の日本からは「いまこの瞬間が大事だ」みたいなのが伝わってきて、すごく好感を持てるというか、これぞ代表戦という感じがしましたね。
子どものころ、冬になると父親とテレビでラグビーを見てたときのことが思い出されます。それにしてもラグビー観戦は力が入っちゃいますね。疲れちゃいます。見てるだけなのに。
僕が面白いと思う局面は、あと2、3メートルでトライなのになかなか進まない、あれですね。何とか左右に揺さぶりながら、隙間を狙ってトライに持っていく。
何回も何回も仕掛けてる中で、一瞬だけできた隙を突くじゃないですか。ああいうところの判断力も、すごいなあと思いますね。今後のジャパンの戦いぶりにも注目していきたいなと思います!
※週刊朝日 2019年10月18日号